呆然…… 
2010.01.26.Tue / 18:10 
掲載誌自体は先週金曜に発売されたのに、折角の巻頭カラーである今回のゲンさん(『解体屋(こわしや)ゲン』)を読むのが怖くてなかなか買いに行く気になれなかったが、さすがにこれ以上延ばしたら雑誌自体が手に入らなくなると思い、ようやく帰りに何軒かコンビニを廻って買って来た。

そして先ほど覚悟を決めて読んだが、二年前に突如現れゲンさん達を苦しめ、そしてまた今回再登場した冷血登場人物の野望に止めが刺されたのは良かったが(逮捕されたからもうゲンさん達の前をウロチョロする事はなくなるだろう)、それと同時にジョージも日本に居られなくなるという展開に愕然としてしまった。

キャラ萌えから読み始めたゲンさんをこれだけ長く応援し続けた理由の一つが、ゲンさんとジョージが時には反発しながらも互いを認め合って切磋琢磨していく姿にあったのに、ジョージがゲンさんの前から恐らく永遠に姿を消してしまうであろう(ジョージは冷血登場人物と刺し違える覚悟で爆弾を製造した罪でオーストラリアへ強制送還され、掲載誌21ページ左コマ四段目のゲンさんの台詞によると「おそらくもう日本への入国は許可されないだろう…」との事)今回の結末を読んで、「この作者にとって、『世界を股に掛ける爆破解体技師』ではなく『何処にでもあるご町内の工務店』になったゲンさんにはジョージの存在は不要だと考えたのかな」と虚しくなった。

現実の景気と連動するかのようにだんだんスケールダウンしていっている(作品としての)ゲンさんだけど(思えば旧迎賓館の曳き家プロジェクトが最後の華だったのか?)、何時かはジョージと共に日本の土木建築業界に(フィクションの中だけでも)新しい風を吹き込んでくれると信じていたのに、ジョージが二度と日本の地を踏む事が無くなった事が確定した今は(家庭を持った為に守りに入り、ご町内の工務店で満足しようとしているゲンさんがジョージに会いにオーストラリアに行くなんて考えられないしね。だけど今の日本を舞台にしてたら閉塞感で息が詰まるだけだから、思い切ってゲンさんには海外に出て貰いたいよ)、そんな夢を持っていた自分が馬鹿みたいに思えて来た。

読む前は表紙の「巻頭カラー22P」と書かれているのを見て「何だよ、普段の巻頭より2ページも減らされてるのかよ、死ね汚物編集部」と憤ったり、ゲンさんの次に載っているフクイ産汚物が気味悪いので鋏で切り取ったらゲンさんの最終ページ(掲載誌24ページ一段目の隅っこ)にまで傷が付いてしまって「カッターで切り取れば良かった」と後悔したけど、そんな事はどうでも良くなった。

もしかしたら、ジョージの去り際の台詞に何か将来の展開を暗示させるものがあるのかも知れないけど、今はショックが大き過ぎてそこまで頭が廻らない。

まだ希望を捨てたくないので次号から二、三シリーズ様子を見るつもりだけど、もう潮時なのかな……(次号からのシリーズは内田女史が談合スキャンダルに巻き込まれるという内容らしいし、もうこの作者にスカッとするストーリーを期待しても虚しいだけかも知れないな)

それでは。
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プロフィール

須藤泰昭(すどやん)

Author:須藤泰昭(すどやん)
岐阜県西濃地方在住。
1970年生まれ。
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飼い猫の「わく」ちゃんです。
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