2010.12.16.Thu / 19:27 
昨日、1980年に高橋千鶴先生が「なかよし」に連載された「コクリコ坂から」(原作・佐山哲郎)が某アニメスタジオによってアニメ映画化されるというニュースを知って驚いた事を記事にしたが、この映画の公式サイトが既に出来ているというのを知ってアクセスして眼を疑った。

……何これ。

原作が1980年代の少女漫画だから幾らかは現代風にデザインし直さないといけないだろうとは思っていたし(制作会社は違うけど、多田かおる先生のイタキスこと「イタズラなKiss」がアニメ化された時も、「コクリコ坂から」に比べれば比較的新しい原作にもかかわらず、原作のデザインで押さえるべき所は押さえながらも全体的には今時のアニメ調の絵柄になっていたし)、このスタジオの作風に合わせたキャラクターデザインになる事は覚悟していた(その事については昨日も書いたが)。

だけどこれ(公式サイトのメインビジュアルに描かれた主人公らしきラピュタとかナウシカに出て来そうな少女キャラ)は何だよ、完全に別物じゃないか。

同人誌や同人サイトの二次創作漫画やイラストだって、原作漫画キャラの髪型や顔のパーツの特徴などを押さえた上で自身の絵柄で描いているだろうに、この三つ編み少女のどこに原作の主人公との絵柄の共通項があると言うんですか?

……呆れた。(昨日の記事で挙げた「おもひでぽろぽろ」「耳をすませば」だって、上に書いたような最低限の事を踏まえた上でのキャラクターデザインだったのに)

そしてサイト内にある監督の父親(今回の企画・脚本担当)による「企画のための覚書」というのも読んだけど、あれだけ昔のエッセイ(昨日の記事を書いた時は掲載誌は「アニメージュ」だと思っていたけど、あれからネットで調べたら「COMIC BOX」だったらしい。当時姉が買っていたからそれを読んだのかな?それとも「アニメージュ」にも同趣旨のエッセイが掲載されていたのか)で熱心に語っていた癖に原作と原作者に対する敬意を感じられない文章で、「ああ、この人にとっては原作漫画(と原作シナリオ)は自分の作りたい映画に都合の良いプロットやストーリーの入れ物に過ぎないんだな」としか思えなかった。

本当に、映画化の話を聞いて(正確には読んで)からたった一日で夢が破れるとは思わなかった。

公式サイトのメインビジュアルには小さく「上を向いて歩こう。」なんて書かれているけど、こっちはショックが大き過ぎて心が下を向いてしまった。

昨日も書いたように、どうせ映画はGの付くスタジオのブランド効果でヒットするだろうけど(監督がMの付く名前だから「スタジオGのM監督」というだけで父親か息子かなんてブランド信仰者は気にしないだろうしね)、自分はこの映画には絶対に触れない事にした(まあ、テレビを観ていて偶然CMを見てしまうとかネット上で宣伝バナーを見てしまうとかはありそうだが)。

んじゃ。

コクリコ坂からコクリコ坂から
(2010/07/10)
高橋 千鶴

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プロフィール

須藤泰昭(すどやん)

Author:須藤泰昭(すどやん)
岐阜県西濃地方在住。
1970年生まれ。
趣味・テレビ番組の録画
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飼い猫の「わく」ちゃんです。
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