2007.12.20.Thu / 20:33 
先週は、二週分のゲンさん(「解体屋(こわしや)ゲン」)感想をアップ出来なかったばかりか、だいぶ荒れてしまいましたね。
だけどあの記事で書いた気持ちは、「週漫」編集部の意識が変わらない限り(社長のお気に入りや内容の薄いトレンディドラマもどき作品の異常な厚遇を止めてくれない限り)、これからも消える事はないでしょう。

それと一つ気になったのだが、先週号(2007年12月28日号)の読者ページに第252話「合理主義(後編)」の感想を書いていた読者がいたが(いつもは読者ページは見ないようにしているが、イラストコラム「シネマ天気予報」を見ようとしたら視界に感想が入ったので読んでしまった)、感想の最初の部分に「ゲンさん達がエリート社員に一泡吹かせたのが良かった(大意)」と書いてあるのを読んで、一体この人はあのエピソードの何を読んでいたんだろう、と不審に思った(前編である第251話では、確かにゲンさんの中に相手に一泡吹かせてやろう、という意識が少なからずあったようだけど、後編の第252話で内田女史が窮地に陥ったのを知ってからは、どう読んでもゲンさんは、彼女の窮地を救う為に勝負の決着は意識から消えているように思うのだが)。

いや、感想なんて十人十色、これだと言う正解はないと解っているのだけど、あのエピソードから単純な勝ち負けしか読み取れなかった(もしくは読み取ろうとしなかった)としたら、その後の部分に「人のヨコの繋がりが大事、エリート社員は勝負に負けたが大きな教訓を得られて良かった、皆と同じ立場で仕事をするゲンさんは最高のボス(大意)」と書かれていても、投書した読者に対して「この人何にも解っていないな」と思ってしまうのだ。

この投稿者には悪いけど、何でも勝ち負けでしか物事を考えられないのならば、この人「蔵の宿」でも読んでりゃいいじゃん!!と思うのだ(アレならいっつも主人公サマが勝って褒め称えられるしね……って長い事読んでないから今でもそうなのかは知らん)


……と、またまた敵を作るような発言をしつつ、遅くなりましたがゲンさん第253・254話感想とまいりましょう(本当は明日発売の第255話感想と同日アップするつもりだったが、第255話感想は気分を変えてアップしたいので今日にしました)。

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『解体屋ゲン』
第253話「ゲンさん流コミュニケーション」
(ストーリー)

三友リース株式会社のシステム開発室では、一人の社員がパソコンに向かい、二年間掛けて開発した社員の業務管理システム(TMS)が完成した事で、社員の仕事への意識の変革、そして自身の社長賞獲得を確信している。

だが事はそう上手く運ばず、その社員がある建設現場へと出向くと、現場監督が彼の開発したTMSのせいで若手の作業員がろくに口を利かなくなった、と苦情を言う。
困惑する彼に会社から緊急の電話が入るが、それによると大部分の部署のデータ更新が遅れた為に資材発注が出来ない状態だそうだ。
それを聴いた彼は対処の為に会社に戻ると同時に、社員をコンピュータに慣れさせる為の社員教育を徹底しなければ、と考える。

数日後、すっかり自信をなくした竹内(くだんのTMS開発社員)に、課長の鶴見が声を掛ける。
TMS導入後、コンピュータを使いこなせる若手社員は上司の話を聞かず、年配の管理職はコンピュータのデータ更新をしてくれなくて散々だ、と自信をなくした竹内を見て鶴見は、明日一日、ある「情報共有とコミュニケーション伝達の分野では最先端の企業」への研修に行ってもらう事を彼に伝える。

翌日竹内は、渡された資料らしき紙を手に研修先があるらしい商店街を歩くが、到着した会社の建物を見て、まさかここなのか、と驚く。
鶴見が指定した研修先・五友爆破に到着した竹内は、早速慶子さんに挨拶するが、彼女が鶴見の事を「君」付けで呼んだ事や、どう見ても倒産寸前の零細企業にしか見えないここが「情報共有とコミュニケーション伝達の分野では最先端の企業」だと鶴見が言った事に不思議がる。

慶子さんは、社員の姿が見えないのを疑問に思った竹内に、この会社がフレックスタイムを導入している事を説明する。
そこに出社して来た光が飛び込んで早速着替え始め、慶子さんからあらかじめ説明を受けていたらしい彼女は、竹内をランチミーティング先の行きつけの蕎麦屋に連れ出す。

蕎麦屋では、既にゲンさんとヒデが食事を始めており、光は竹内をゲンさんに紹介する。
竹内は、現場監督だと思っていたゲンさんが社長である事や、社員である光やヒデが社長のゲンさんより高いメニューを注文したり対等な口を利いていることに驚く。
そしてランチミーティングが始まるが、真剣に聴いていた竹内は、ゲンさん達のミーティングの議題が仕事ではなくクリスマスパーティだと知ってずっこける。

ゲンさん達は現場に戻り、それについて行った竹内は、仕事の話もろくにしない彼等と、そんな会社に研修に自分を寄こした鶴見に不審を抱いているようだ。
だが竹内は、戸外に運び出された家具や畳などが次々と到着したリサイクル業者に引き取られて行く様子を見て、その効率の良さに驚く。
そして光がPHSスマートフォンで作業終了の業務連絡を送信し、この日の作業は終わった。

作業を見守っていた竹内は、まだ三時間ほどしか経っていないのにもう終業なのか、それに家具等を引き取りに来た業者が一方通行の道路でかち合ったらどうするのか、とゲンさんに質問するが、今は人手が余っているから倍の人数によって半分の時間で仕上げるのだ、業者同士で連絡しあっているからかち合う事はないのだ、という彼の返答に、そんなものなのか、と納得する。
そしてゲンさんは、会社に戻らず直帰するヒデ達を見て疑問に思う竹内に、俺達は現場が全てだ、事務は事務担当に任せればいいのだ、と言い、その場に彼を残して帰って行く。

一人残された竹内は、まだ鶴見が自分を五友爆破に研修に寄こした真意が掴めないまま帰宅の途につくが、ふとゲンさんが現場で何の指示も出していなかった事を思い出し、現場で誰も指示をせず指揮系統も確認作業も上下関係もないのに、現場では業者間で自由に連絡を取り合って円滑に業務が行われている事に気付く。

そこに、様子を見に来たらしい鶴見が声を掛ける。
ようやく彼の真意を悟った竹内だが、五友爆破で行われている情報共有やコミュニケーション伝達は中小企業だから出来る事で大企業では不可能なのでは、と不安がる。
それを聴いた鶴見は竹内に、本当にそう思うのか、と返し、ゲンさんのコミュニケーション能力の凄さと、企業内での信頼関係の大切さ、そして企業における世代間のコミュニケーション不足について語り、彼が開発すべきシステムはただのデータ閲覧システムではなく、データを媒介にしたコミュニケーションを取る為のシステムではないか、と示唆する。

やっと自分のやるべき仕事が見えて来た竹内は、迷いが消えた様子で会社へと駆け出し、鶴見はそんな彼を頼もしげに見送る。


(感想)
このエピソードは、正に前回の感想にも書いた「本人は意識していないけど『人を育てる』事の出来る職人」ゲンさんの真骨頂と言える一篇でした。
そして、この作品全般に流れるテーマの一つとも言える「コミュニケーションの大切さ」を、自分が作成したコンピュータシステムを絶対視するあまり、それを利用する人間の心について考えが及ばなかった大企業社員の成長を通して描いた一篇でもありました。

久し振りの登場である三友重機リースの鶴見君が「ゲンさんのすごいところは本人も自覚がないまま社員全員どころか出入り業者からこれまでに面識のない人まで自由にコミュニケーションがとれるところだ」と言っているが、そんないい意味でのゲンさんの無自覚さが、押し付けがましさの全くない「人を育てる」力になっているのだと思う。

ところで、最初このエピソードを読んだ時、建設現場に来た竹内に現場監督が「あれ(筆者注・竹内の開発した業務管理システム)のせいで若手がみんなロクに口もきかなくなった」と苦情を言う場面で、「何で業務管理システムが出来たくらいで作業員が現場監督に口を利かなくなったんだ?」と疑問に思ってしまった。
よく読めば、数日後の場面での竹内の台詞にある「コンピューターを使いこなす若手は上司の話を聞かなくなっちゃうし」から解るように、若い作業員は上司である現場監督の指示を仰がずとも、勝手に業務管理システムからその日の作業についての情報を得るから結果的に対話が減ったのだ、と理解出来るのに、当初は本当に意味が分からなかった。
ああ、もっと読解力を付けないといけないな(この解釈も間違っていたらどうしましょ)。

話は変わりますが、ランチミーティングの場面でゲンさん達がクリスマスパーティについて真剣に話し合っているのを見て(仕事の話だと思っていた竹内が、途中まで真剣になって彼等の話を聴いていたのがおかしかった)、「そういえばこの作品でクリスマスパーティがストーリーのメインになった事って無かったよなあ」と思い返してしまいました。
過去のクリスマスシーズンのエピソードはというと、2003年の第52話「ひと足早い雪」のクリスマス当日は道路工事だったし、2004年の第103話「最後のプレゼント」では、皆が用意したプレゼントをゲンさんが回収して、廃業する警備会社の人達に今まで世話になったお礼として渡したのでパーティの場面は殆ど無かったし、2005年はクリスマス関連のエピソード自体がなく(第153・154話「ダイナマイト強盗」の後編)、昨年の第204話「サンタがたくさん」の時は、ゲンさんだけが知人の会社の工事現場の助っ人で借り出されていたので、作中ではクリスマスパーティは行われなかったのが残念です(ヒデ達がサンタ姿で朝倉家を訪問してくつろいでいる場面はあったが)。
なので、明日発売する「週漫」掲載の第255話では、どうか五友爆破の面々によるクリスマスパーティの場面をじっくり読みたいです(もしそうなったら、今回のゲンさんの台詞通り秀美は雪だるまの役になるのだろうか……!?)。

また話は変わりますが、登場初期に比べて本当に鶴見君は管理職として立派に成長していますね。
外見は変わらず一見頼りなさそうに見えるけど(芳文社繋がりで、何故かいつも小池田マヤの「僕のかわいい上司さま」の登場人物・林歩を連想してしまう)、すっかり自信をなくした竹内の悩みを聞き、彼に今回の仕事で何が大切なのか教える為に五友爆破への研修を命じる所は、本当にいい上司として成長している、と思いました。
それに、一時期慶子さんを巡ってゲンさんと恋敵になったけど、それは別としてゲンさんの人間性や仕事振りを高く評価している所が、本当に好感が持てます。
これからも、ゲンさん達五友爆破と鶴見君の良い関係が続いてくれる事を願います。

最後に、今回竹内が五友爆破を訪ねるくだりを読んで思ったのだが、石井先生の公式サイトあたりで五友爆破の周辺地図や社内の建物内の図解なんて発表して貰えないだろうか。
これまでの全エピソードを読んでも、五友爆破の建物内や周辺には謎の部分が多いので(会社の所在地が東京都の23区外にある都市らしいのは判ったが)、そういった部分をもっと知りたい、と思ったのだ。


それでは、今度は第254話の感想とまいりましょう。

第254話「ロクさんのおせっかい」
(ストーリー)

ある寒い夜中、仕事を終えたゲンさん達は、拍子木を持ったヒデを先頭に町内を夜廻りしている。
あまりの寒さに音を上げる光とヒデを一喝しようとしたロクさんは、ある事に気付き言葉を切ると、突然ゲンさんに、高齢化社会は進んでいるのか、と訊く。

今更何言っているのだ、と言うゲンさんの言葉で合点が行ったロクさんは、傍にある家の壊れたままの雨樋を指差すと、あの家は昔は小まめに手入れをしていたのに、あの様子では家には老人しか住んでいないのだろう、と言い、そんな家が最近増えている事、家は壊れた箇所を放置したら傷みが進むから早く修繕した方がいい、という意味の事を語る。

翌日ロクさんは、ゲンさんを連れて修繕が必要な家のうちの一軒を訪ねるが、彼らを詐欺と疑ってかかる家人によって追い返され、仕方なく名刺を置いて帰る。
そうやって何軒かの家を廻った二人だが、ロクさんは人々が疑り深くなった世相と、何も対策を講じない行政に対して遣る瀬無い思いを抱いているようだ。

そして二人は昨夜通り掛かった雨樋が壊れたままの家に到着するが、インターホンを押しても返答がなく、新聞受けに新聞が溜まっているのを見て心配になる。
ゲンさんがドアを叩いて家人を呼んでみたがやはり返事がなく、二人はもしかしたら旅行かもしれない、と立ち去ろうとしたが、中から物音がしたのに気付き、ロクさんが責任を取る形でゲンさんにドアを体当たりで破らせて中に入ると、この家の主人らしい老人が廊下に倒れていた。

老人は脳梗塞だったが、幸い症状が軽い上に発見が早く、ロクさんの的確な指示によってゲンさんが呼んだ救急車によって無事病院に運ばれた。
だがロクさんは、これからも似たようなケースが起こるだろうという懸念から、役所などに頼らず自分達の身は自分で守る、と決意する。

そしてロクさんは、近所の老人達が自分達の生活を守る為の互助会「先杖の会」(命名の由来は「転ばぬ先の杖」から)の結成を提案し、会の趣旨等を書いた紙を近所に配る。

その話をゲンさんから聴いた慶子さんは、ロクさんの提案は行政による介護訪問や独居老人宅への訪問制度とどう違うのか、と訊くが、ゲンさんの、行政は何か問題が起こるまでは動こうとしないが、ロクさんは家と同じように問題が起こらないうちに老人達へのケアをしてやろうとしているのだ、という意味の説明に納得する。

休日、ロクさん達は「先杖の会」の説明に家を廻り、困った事があれば気軽に声を掛けて相談するように、と言う。
秀美は、これは相当新しい試みだ、都市型スモールネットワークの先進例だ、と言ってロクさんを褒めるが、ロクさんは照れたのか、これはそんな大げさな物ではない、ただの「じじいのおせっかい」だ、と言う。


(感想)
こちらのエピソードも、「コミュニケーションの大切さ」を前回とは違った観点から描いた一篇でした。

年末恒例の(と言っても毎年作中で描かれている訳ではないが)冬の夜廻りの道すがら、ロクさんが手入れがされなくなって久しい一軒の家に眼を留めたのを切っ掛けとして、都会に暮らす孤独な老人達が安心して暮らせるように考える、という地味に見えるけど深く考えさせられる内容でした(この辺が、「週漫」編集者や大部分の読者から支持されづらいのかな。奴等がプッシュする作品の内容との違いを考えると)。

今回のエピソードを読んでいて、作中だけでなく現実世界でも、他人に対して異常に疑り深い人間が増えている事について考えさせられた。
ゲンさんが作中で言うように、昔に比べて犯罪の手口が巧妙化したり近所付き合いが減ったからなのかもしれないが、余りにも淋し過ぎると思う(かく言う自分も近所付き合いは少ないので人の事は言えないけどね)。

今回ロクさんが「先杖の会」として提案した行政の手に頼らない老人世帯の互助システムは、実際始めようとしたら色々と難しい問題があるかもしれないけど、他人への関心が薄れているように感じる現代だからこそ、この作品だけにとどまらず考えるべき事だと思った。

ちょっと上手く感想を書けないのでこれで終わるが、「週漫」編集部は、もっとこの作品が描こうとしている物の誠実さに眼を向け、派手さはないけど雑誌の柱の一つとして大事にするべきだと思う(同じような誠実さを感じる「茗荷谷なみだ坂診療所」に対しても編集部の扱いは余り良いとは言えない。まあ、「蔵の宿」「コインロッカー物語」「炎のバーテンダー」「珈琲どりーむ」、そして雅亜公あたりの作品を優先してプッシュしている時点で奴等の程度も痴れた……じゃなくて知れた物だけどね)。

さて次回(というか明日発売)のゲンさんは、予告煽りによれば、ヒデと光に何やらホットな噂が立つらしい。
もしかしたら、ついに五友爆破で二組目の社内結婚夫婦の誕生か!?(って気の早い……)

お互いに少なからず好意を持っているのになかなか進展しない二人だけど(ケンタこと井上健太が登場した時は三角関係に発展するかと思った読者もいただろうに、そうならなかったのは二人を将来確実に結ばせるためだったのかな?)、もしかしたらクリスマスシーズンのムードも手伝って一気に燃え上がったりして!!(だから気が早いって)

ああ、明日が楽しみです。

それでは、次回のゲンさん感想をお楽しみに。
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--まってました!--

すどやんさん、復活ですね。私は仕事が大変で沈没しそうです(笑)。朝が早くてパソコンに向かう時間がなかなか取れないのが悩みです。

近ごろ、私はあまりいい週漫の読者ではありません。
ゲンさん以外はほとんど読み飛ばしています。昔の週漫はもっと勢いがあったというか、景気のいい話が多かったんですが、最近は読んで気が滅入る話ばっかりな気がします。これも世相の反映なんでしょうか?漫画くらい楽しく読みたいもんです。

が!ゲンさんはここに来ていい話連発じゃないですか!噛めば噛むほど味の出るスルメのようないい話(←たとえがおかしいかな?)が多いですよね。単行本も出なそうだし、私もスクラップしようかと思ってます。

*- from フルスケ -*
--絶対にスクラップするべきですよ!--

フルスケさん、お久し振りです。
かなりお仕事が忙しいようですが(書き込み時間をよく見たら朝の四時台ですね!)、お体を大切に頑張って下さい。

本題に入りますが、私も最近読み飛ばす作品が増えて来たので(今年後半に始まった作品で良かったのは「ビショクの天使」「哀ちょうちん」、それに「突撃!トラブル部隊」くらい。「哀ちょうちん」「突撃!トラブル部隊」は残念ながら完結してしまいましたが)、フルスケさんの現在の「週漫」に対する不満(と言ってよろしいでしょうか?)は良く解ります。
編集部も一応読者のニーズや何やらを知ろうとアンケートを取っているみたいですが(我ながら律儀にアンケートに答えるのも最近は面倒になって来たけど)、本当にその結果を紙面に反映しているのかどうか疑わしいですよね。

だけど、フルスケさんも仰る通り、ゲンさんが良作続きなのは嬉しいですよね(今週号の話も予想とは違ったけど良かったです!!感想はクリスマス・イブまでにアップします)。
本当に、四年前に出版された単行本が売れなかったのかもしれないけど、それだけで編集部から空気漫画扱いされているとしたら、そんな現状が本当に許せないし歯痒いです。

テレビドラマなどでも、最近は所謂「勝ち組」に分類される主人公に都合の良い展開の作品が持て囃されているみたいですが(朝ドラも、近年の作品としては良作といえる「芋たこなんきん」「ちりとてちん」が低視聴率なのに、主人公の人格もストーリーも破綻していた「どんど晴れ」が高視聴率だったし)、やっぱり現在の「週漫」編集部や読者には、「蔵の宿」「コインロッカー物語」の主人公のような相手を見下す「勝ち組」タイプを理想とし、それに同化して気分良くなりたいのかな、と思えて来ます。

それにしても、昨年の「週漫」アンケートにあったゲンさん単行本第二巻に関する設問って何だったんでしょうね。
本当に、大部分の読者はゲンさんの単行本第二巻を望んでなかったのでしょうか。

フルスケさん、絶対にゲンさんだけでもスクラップして手元に置いた方がいいと思います。
私も時々過去のエピソードを読み返して、観想記事を書いた時には分からなかった事に気付いたりするので、正にフルスケさんが例えたスルメのような楽しみをしています。

最後になりますが、これからもゲンさんが「週漫」の良心の一つとして(私は「茗荷谷なみだ坂診療所」もゲンさんと並んで好きです)、ずっと続いてくれる事を願います。

*- from すどやん(須藤泰昭) -*
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プロフィール

須藤泰昭(すどやん)

Author:須藤泰昭(すどやん)
岐阜県西濃地方在住。
1970年生まれ。
趣味・テレビ番組の録画
    映画の廉価盤DVD収集
好きな数字・7の倍数

飼い猫の「わく」ちゃんです。
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