2008.04.04.Fri / 18:44 
昨日の記事では「日曜までには『GOLFコミック』と一緒に『週漫』を買う」と書いたけど、どうしても内容が気になったのと、「今日はAmazon.co.jpで注文していた『ヘアスプレー』のDVDが届くし、もし『週漫』を読み終えて気が重くなっても『ヘアスプレー』を観て気晴らしが出来るからいいか」と思い、帰りにコンビニに寄って「GOLFコミック」と一緒に買って来た。

コンビニの棚で表紙を見た途端に今回巻頭の某作品の絵が眼に入ってげんなりしたけど(三号前から始まった表紙のアルファベットネタはABCだけで終わりなのか)気を取り直して買い、部屋に入って早速ゲンさん(『解体屋(こわしや)ゲン』)を読んでみた(今号から目次が巻末になり次号予告がその前の見開きページに移動している)。

一読して、厭な予感が最悪の状況で当たったのに愕然とした(結局メール便で届いていた「ヘアスプレー」のDVDも観る気が起こらなくなったし、夕飯もまだだが気落ちしたせいで食欲も失せた)。

まさか、五友爆破と大日本化薬工業に乗っ取りの罠を仕掛けた中国人トミー・ウォンとペトロ国際集団がジョージ富田の会社ダイナメンション・インクをあっさりと乗っ取るとは思わなかった。
しかもラストのトミー・ウォンと部下のやり取りから察すると、ジョージは自身が設立した会社を追われただけでなく命を狙われているらしい(もし次回がそんな展開だったとしても、轢き逃げに遭った鶴見君のように一命を取り留めるだろうと思いたいけど)。

二ヶ月前の爆破テロのエピソード(第260~263話)から、この作品の空気が妙な方向に変わってきたように感じていたが、爆破テロや乗っ取り工作(第264~266話、そして今回)のような読んでいて不安に胃を痛めるようなエピソードを続ける理由は何なんだろう。

「解体屋(こわしや)ゲン」という作品の魅力は、作者(ここではシナリオ担当の星野茂樹先生)のゲンさんを初めとする頑張っている人間に対する共感が物語のベースにあるからなのに、トミー・ウォン登場以降のエピソードにはそれが感じられなくて苛立つ。

新展開の為の新キャラクター投入なのかもしれないが、トミー・ウォンは、ジョージ富田のような互いに相手を認め合い切磋琢磨して行くようなキャラクターではなく、己の欲望のままに弱い物を踏みつけにして大事な物を奪い破壊して行くだけでしかない冷血動物なのが、この作品では異質過ぎて気味が悪いのだ(しかも現時点では、先頃の乗っ取り失敗を除けば奴の思う通りに事が運んでいる。それに乗っ取りには失敗したが五友爆破と大日本化薬工業に打撃は与えているし)。

しかも、これまでならばゲンさん達はどんな強大な敵にも怯まずに勝負を挑み、敵の薄汚い野望を打ち砕いていたのに(ここの所何度も読み返している第105~116話「最大の仕事(ヤマ)」のように)、トミー・ウォンと対峙したゲンさんが相手の力と迫力に気圧されたり(あんな蛇に睨まれた蛙みたいなゲンさんなんて見たくなかったよ!)、上でも少し触れたが、五友爆破がペトロ国際集団による乗っ取りを阻止する為に事業拡大の資金を全部吐き出してしまい金銭的な打撃を被ったりと(大日本化薬工業も、社長の曽我さんが所有する特殊火薬の特許を放棄せざるを得なかったし)、このままこんな展開が続けば、五友爆破に待っているのは倒産・破滅しかなくなっているのではないかと不安になるのだ(今回のサブタイトルが「負け犬たちの闘い」というのが余計に不安を煽る)。

シナリオ担当の星野茂樹先生がどんな考えでこんな登場人物を出してこんな展開にしたのか、一読者にしか過ぎない自分には解らない。
だけど、頑張った人間が報われないばかりか罵倒・中傷・嘲笑される薄汚い現実社会を追認するかのような展開に『解体屋(こわしや)ゲン』という作品を導いているような気がする星野先生の考えには付いて行けない。

願わくは、来週か再来週の今エピソード完結の時に、「あの時は、またまた先走って変な文章書いちゃったな。やっぱり星野先生はそんな人間じゃないし、ゲンさんのストーリー・テーマも揺らいでいないじゃないか。星野先生、ごめんなさい!」と笑って書けるといいのだが、このままの展開や作品の空気が続くのなら、二ヶ月前に踊らされたデマが当たってゲンさんが最終回を迎えても「しかたないな」としか思えなくなっています。

本当に、
お願いします、星野茂樹先生。


……と、ここまで最近のゲンさんに対する不満を吐き出しましたが、ここからは「週漫」本誌についての不満を書かせてもらいます。

結構人気があると思っていた「弁護士TASUKE」が今回のエピソードを持って完結する事は解っていたけど、あんな打ち切りみたいな終わり方をするとは思わなかった。
「週漫」は(依怙贔屓している一部を除いて)作家とその作品(とそのファン)に冷たい雑誌だとは思っていたが、ここまで酷いとは。
「炎のバーテンダー」の最終回も大概酷かったけど(嫌いな作品だったので終わるのは嬉しかったが、そんな作品の単行本を最後まで刊行すると同時に知って腹が立った)、あれだけ色々と伏線らしき物があったこの作品を打ち切り同然の尻切れトンボで終わらせるようでは、この雑誌に対する愛着なんて持ちたくても持てません。

以前は、ゲンさんを読み返す為に自室の目が届く所に読み終えた「週漫」を積んでいたけど、今は買った当日に一通り読み、ゲンさんの掲載ページの目印として付箋を貼ったら、すぐに整理用の段ボールに仕舞っています(今の「週漫」はどうしても視界に入れたくないので。「シューマンパズル」とアンケートを書く時には引っ張り出しているが)。

それに、いくら原油価格等の上昇などによる紙の価格上昇などの理由があるとしても(それが理由かは判らないが)、二色カラーページもない、四色カラーページも減ったような雑誌が値上げするのは納得が行かない(まあ、たかが10円と言えば10円だけど)。

ゲンさんが今回のエピソードを持って完結するとは思いたくないけど(「TASUKE」の最終回を読む限りだと、万が一の場合はゲンさんも同じ目に遭わされそうで怖いのだ)、もし厭な予感が当たってゲンさんが終わるとしたら、もうこの雑誌ともオサラバしなければならないようです(「茗荷谷なみだ坂診療所」「女監察医 京都哀恋歌」は読みたいけど、ゲンさんが載ってないのならば立ち読みで十分)。

今はただ、そんなネガティブな予感が外れる事を祈っています。

それでは今夜はこの辺で。

今回の記事は本来なら「『解体屋(こわしや)ゲン』と『週漫』感想」カテゴリに入れるべきだが、あのカテゴリの記事を再開する時は明るい内容の記事で再開したいので、あえて「つぶやき・日常・雑記」カテゴリに入れさせていただきます。
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プロフィール

須藤泰昭(すどやん)

Author:須藤泰昭(すどやん)
岐阜県西濃地方在住。
1970年生まれ。
趣味・テレビ番組の録画
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飼い猫の「わく」ちゃんです。
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