2008.12.05.Fri / 13:24 
今日はやはり数日来の体調の悪さがたたって一日持たなかった。

なので昼で帰る事にして、途中コンビニで「GOLFコミック」「週漫」を買い、先ほど両方読んだのだが、今回のゲンさん(『解体屋(こわしや)ゲン』)でまた倒産ネタが出て来たのを見て厭な気持ちになった(今回倒産したのは、第204話「サンタがたくさん」第292話「半径10メートルの救済」に登場したゲンさんの知り合いが経営する会社。今回の話で社長の名字が「木村」と判明)。

ただでさえ今は不況の真っ最中なのに、どうしてこんなにも立て続けに景気の悪い話ばかり思い付くのか(先週の予告煽りを読んだ時は、へそくりを巡るコミカルな内容なのかと期待していたのに)、本当にシナリオ担当の星野茂樹先生の頭の中を覗いてみたいと思った。
せめてゲンさんのお陰で木村さんの会社の倒産が回避されるとか言うならばまだ救いはあったのに、結局倒産は避けられず、債権者から逃げる為に木村さんは生まれたばかりの我が子とも会えないなんて……(木村さんの妻の話によると、一応毎日電話で連絡は取り合っているようだが)

いや、今回のストーリーの出来自体は悪いとは思わない(からタチが悪い)。
だけど慶子さんの台詞のように「頭じゃわかっても心が許せない」んです。
本当に、星野先生によって、ゲンさんの優しさと立派さを際立たせる為のダシにされるかのように会社を倒産させられた(ように読める)木村さんが気の毒に思ったし、こんなストーリーが続くようじゃ作品自体に嫌悪感を抱くのも時間の問題です(もしそうなったらゲンさん達へのキャラ萌えだけで読み続けなきゃならないか)。

今まで、「所謂『勝ち組』の主人公が何の苦労もなく易々と都合良く成功するサクセスストーリーマンガ」(「島●作」とか「サラ●ー●ン●太郎」とか、「週漫」の連載なら「●の●」とかね)を支持する人間が理解出来なかったけど、今回のゲンさんを読んで、少しだけ彼等の気持ちが理解出来たような気がする(こんな世の中だから、みんなその手のマンガの主人公に同化して勝ち組気分を味わいたいんだろうね……)。


お願いです、星野先生。
現実に即したストーリー作りも結構ですが、その現実世界では年を越せるかどうか苦しんでいる人が大勢いて、彼等の中にも貴方の生み出した物語によって元気を貰おうとしている人がいるんです。
だからこそ、せめてフィクションの中だけでもこの世知辛い世の中を忘れさせてくれるような元気の出る物語を書くのが先生の努めなのではないですか。
辛い現実世界を追認するだけの漫画なんて読みたくありません。
もう少し、考えて下さい。

ただ、もしかしたら体調が悪い時に読んだせいで点が辛くなっているかもしれないので、しばらくは読み直す気にはなれないが、いつか気分が良くなったら読み直してみようとは思う。
でも今は、今週の「週漫」自体視界に入れたくない(まだ書きかけの前回の感想は、その内に書き上げてアップします)。

それでは。
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--お久しぶりです。--

すどやんさん、こんばんは。
なんとか商売再開の目処がついてきたフルスケです(親への借金が増えますが)。

私は今回の話で泣きました。私にとっては今年1番の話でした。それで急いですどやんさんの記事を読んでびっくりしました。商売が傾くと、付き合いのある人たちが手の平を返したように冷たくなります。私も今回の件でそれを嫌というほど味わいました。この不況でお互い大変なんだから無理もないと思いますが、昔世話したりお金を貸したこともある人にそっけなくされたり、着信拒否をされたり、銀行の担当が不意に替わったり、かかってくる電話がサラ金ばっかりになったり、まるで世界が逆になったような、世の中に一人ぼっちになったような気持ちになります。そして、ずっと頭を下げ続けなくちゃいけない。別に犯罪を犯した訳でもないのに、どうしても顔を上げて胸を張ることができないんです。

今回の話のように、赤の他人が向こうから通帳を差し出してくれるなんてことは現実には滅多にないけど、あったらどれほど嬉しいだろうなって思います。金額の問題じゃないんです。そんな人がもしも一人でも居てくれたら、きっとその人は立ち直れると思います。今回の話はそういう話だと思いました。

なにより、私にとってはすどやんさんがそうじゃありませんか!前回のコメントで私がどれほど嬉しかったかわかりますか?もう一度だけ頑張ってみようとあの時に思い、翌日から事業計画書を書きはじめました。今回の話を読んですぐやんさんのことを思い出しました。

うまく言えないんですが、今回の話を不景気な話と片付けてしまうのはあまりにももったいないと思います。それでゲンさんを嫌いになんてならないで下さい。お願いします。

*- from フルスケ -*
--少し反省しています。--

フルスケさん、ようこそおいで下さいました。

あれからもずっと心配していましたが、今回のコメントを読んで、前向きな明日へ向けて頑張っていらっしゃるようで安心しました。

今回のゲンさんについてですが、読んだ時に、フルスケさんを初めとする現実世界で苦しんでいる人達の事が頭に浮かんだのと、今までのエピソードを読む限りだと結構人の良さそうな木村さんが気の毒に思ったのとで、つい過剰反応してしまったようです。

今回の木村さんと立場が似ている(お気を悪くされたらごめんなさい)フルスケさんが、今回のエピソードに感銘を受け、前向きに受け止めているのを読んで、私の怒りはただの偽善に過ぎなかったのかなと恥じ入っています。

そして、フルスケさんが、前回の私のコメントを今回ゲンさんが木村さんの為に差し出した通帳と同じように心の支えにして下さっている事を知って驚くと共に、お礼を言いたい気持ちになりました。

こんなネットで好き勝手書いているだけの人間(ちよっと自虐が過ぎますか)の言葉が逢った事のない人の心を動かすなんて、このブログを続けて三年になりますが、やっぱり続けて良かったと思いました。

本当に、ありがとうございます。

これから先どうなるか分かりませんが、お互いに年末年始のこの時期を乗り切って、来年は少しでも笑える日が多い一年でありたいですね。

今回のゲンさん、体調が良くなったらもう一度読み直してみます(感想は先になるかもしれませんが)。

*- from すどやん(須藤泰昭) -*
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プロフィール

須藤泰昭(すどやん)

Author:須藤泰昭(すどやん)
岐阜県西濃地方在住。
1970年生まれ。
趣味・テレビ番組の録画
    映画の廉価盤DVD収集
好きな数字・7の倍数

飼い猫の「わく」ちゃんです。
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